音を紡ぎたいのに紡げずに
一日一日が過ぎていく。
作曲は予期せぬ場所から生まれます。
偶然と運命と交差した時に
ポツリ・・・と生まれるのです。
それはとてもとても僅かな確立。
一瞬の出来事。
細い針の穴に糸を通すように
息を止めたその瞬間。
だから
小さな雨の音さえ、それを遮ることがある。
頭のすみで生まれそうなメロディーが
ポツリポツリという音にまぎれてしまう。
雨、上がれ。
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skyletter