ポン・・・となにかが抜けました。

私の体の中から・・・。


それはとてもとても小さかったようで
目には見えません。

後ろを振り向いても何も落ちてはいません。



だけど・・・
それはとてもとても大きなものだったようで

苦しくて。

喉の奥で、嗚咽がひっかかっています。



ああ・・・

なくしたものはなんだったのでしょう。

一つ分かっているのは
もう二度と取り戻せないもの。